出前館は、お店の出来立ての料理をお家で食べられるフードデリバリーサービスです。
フードデリバリー業界でも1,2位を争うほどの人気になっています。
コロナ禍での需要の増大により、フードデリバリーの配達員は、稼げるアルバイトとして注目を集めています。
出前館の配達員は直契約での配達員と、業務委託配達員の2種類があり、雇用関係があるかないかが、大きな違いとなっていますが、今回はより注目度の高い業務委託配達員としての始め方と、登録方法を詳しく解説させていただきたいと思います。
出前館の配達員の登録要件
出前館の業務委託配達員は、いつでも気軽に始めることができます。
ただし登録にはいくつか条件があって、
・18歳以上であること(高校生不可)
・日本語での対話が可能なこと
・任意保険に加入していること
この3つの要件をすべて満たしている必要があります。
配達時に、任意保険に加入していない車両は使用することができません。バイクや車だけでなく、自転車で配達する場合も、加入は必須となっていますので注意してください。
他の条件は、18歳以上の普通の日本人であれば問題なくクリアできます。配達員としての年齢上限もありません。
出前館の配達員はバイクと自転車どっちがおすすめ?
出前館に限らず、他のフードデリバリーサービス全てでいえることですが、配達にはやはり自転車よりも、スピードがあるバイクのほうが有利です。
出前館ではバイクのレンタルも行っており、月額15950円とそれなりの金額がしますが、自賠責保険・自動車保険、定期巡回点検が自動で付いてくるので安心です。
レンタルは出前館の運営する仕入館というサイトで行っており、利用している配達員も多いようです。ちなみに電動自転車のレンタルも行っています。
ただ出前館は、他のフードデリバリーサービスと異なり、距離による報酬というものがなく、一件ごとの固定報酬が基本となっているので、あまり遠くまで配送するメリットがありません。自転車での稼働を考えている配達員には向いているデリバリーサービスといえるでしょう。
出前館の配達員の登録方法・始め方
出前館の配達員として働くには、出前館のサイトで応募する必要があります。
簡単に言えば、指定された記載事項に個人の情報を入力して、送信することで出前館からのレスポンスがあり、動画研修などの工程を経て登録完了となります。これらの作業はすべて、ネット上で行います。直接の面接は必要ありません。
ただし、応募はパソコンで出来ますが、配達員として稼働するにはスマホの携帯が必須です。アプリをダウンロードする必要もあります。
これから、出前館配達員としての登録の仕方、業務の始め方を、順を追って詳しく説明していきたいと思います。
応募フォームから登録情報を入力
まずは出前館の公式サイトを開きます。そこで「配達員に応募する」の箇所をクリックします。するとまず、都道府県ごとの求人が表示されるので、自分が活動してたいエリアを選んで、応募フォームに進んでください。
現在新規配達員募集を停止しているエリアもあります。その場合は自分の活動場所に最も近いエリアを選ぶといいでしょう。
応募者フォームを開くと、いくつかの記入欄が表れます。
全て必須となっているので、ひとつひとつ入力してください。入力する項目は、以下の6項目です。
・名前
・生年月日
・電話番号
・メールアドレス
・国籍
・規約、プライバシーポリシーの同意
入力したら、確認を行い、そのまま応募してください。
本登録する
応募が完了すると、入力したメールアドレスに、「応募完了のご案内」というものが届きます。すると本登録のために必要な記入欄が再び表れますので、丁寧に記入しましょう。
記入する項目は、以下の通りです。
・郵便番号
・住所
・車両情報登録
・顔つき身分証明書(表・裏)
・身分証明書有効期限
・任意保険証書
・自転車保険証明書(自転車のみ)
・自賠責証明書(バイク・事業用車両のみ)
・事業用ナンバープレートか、事業用車両登録を証明する書面
・口座情報登録
・現金取り扱いの有無
・ルールの確認、誓約書への同意
どの配達方法を選んでも、保険への加入、それを証明する書面の提示は必要となります。
本登録時の項目のうち、身分証明書と、車両の保険証明書、事業用車両のナンバープレートor証明する書面はファイルを選択して
アップロードする必要があるので、あらかじめ用意しておいてください。
これで本登録は完了です。
動画研修と理解度チェックテスト
本登録が完了すれば、審査が行われ、審査を通過すれば「審査完了のご案内」というメールが、登録したメールアドレスに届きます。
そのメール内にあるURLにアクセスし、研修動画の視聴と、理解度チェックテストを受けてください。
自分が配達時に使用する車両ごとに受ける研修動画は違います。
中には任意で受けることができる接客研修動画などもあります。理解を深めておきたい人は視聴しておくといいでしょう。
動画の視聴が終われば理解度チェックテストを受けましょう。
合格基準は32問中29問正解(90%以上)です。時間制限もないですし、何度でもテストを受けることは可能なので、落ち着いて取り組みましょう。
アカウント登録完了
理解度チェックに合格すればアカウント登録完了です。
正式に出前館配達員として認められたことになります。
登録情報の変更はいつでも行うことができます。
自転車で活動していたけれど、やっぱりバイクでの配達に切り替えたいという人は、出前館へ申請を行えば、いつでも登録情報を変更することができます。
その他にも、活動エリアの変更や、口座情報の変更など、同じ要領で自由に行うことができます。長く働いていると、登録情報の変更というのは意外と起こりえます。特に配達車両の変更などは、申請を行わずに勝手にやっているとトラブルの元です。きちんと申請を行うようにしましょう。
アプリをダウンロード
出前館で働くためには、出前館driverという専用のアプリをダウンロードする必要があります。
理解度チェックテストに合格すれば「アプリ用IDのご案内」というメールが1~5日の間にに届きます。
送られてきたメールに記載されているIDとパスワードでログインすれば、自分のアカウントを使うことができます。
配達の受注などはいつでもスマホで行うので、常にアカウントにはログインしておくようにしましょう。
出前館の専用帽子を受け取る
出前館の配達員には出前館専用帽子の着用が義務付けられています。
(お店での荷物の受け取りと、お客への受け渡しの時だけで大丈夫です。)
出前館専用帽子は、アカウント登録後に5日ほどで届きます。
実際に配達を開始できるのはアカウント登録後すぐですが、出前館専用帽子が届くまでは、なしでも業務を行えるようです。
しかしそれは、あくまで帽子が届くまでの話です。届いたらきちんと着用するようにしましょう。
配達開始
自分のアカウントにログインしたら、いつでも仕事を始められます。
自分の好きな時間に始め、やめたいときにやめられるのが、業務委託配達員の大きな利点です。
オファー画面から自分が受けたい仕事を選択して、業務を開始しましょう。
受ける仕事を選択したら、店舗に到着する10分前にお店に通知を送ります。
そうすることで、自分が到着してすぐに、料理を配送開始できる状態になります。
基本的には10分前ですが、店舗によっては通知を送る時間が違ったりもするので、必ず確認するようにしましょう。
店舗に行って荷物を受け取ったら、お客さんの元へ出来るだけ早く運びます。
初めのうちは覚えることも多いですが、自分の指定した車両で、安全に配達を行うことを心がけましょう。
出前館配達員に登録できない場合の対処法
出前館の配達員は、応募すればほぼ間違いなく審査に通ることができます。
もしも登録できない場合は、なんらかの不備があると考えられます。
可能性として考えられるのは、
・18歳以上だが、高校生だった
・登録の際、必要な書類が提出(アップロード)されていない
・メールを受け取ったが、無視してしまっている
などが考えられます。
特に保険等の必要書類の提出は、きちんと確認を行わないと提出したつもりが、必要とされる情報が明記されていなかったなどの事態に陥りがちなので、注意が必要です。
全てきちんとやっていたのにうまくいかなかった人は、最初から応募し直すというのも、いいと思います。
出前館の配達で必要なもの
出前館では、配達の際に必ず所持していなければならないものがあります。
必要なものとしてまとめると、以下の通りです。
・配達バッグ
・スマホ
・おつり(現金対応の場合)
・マスク
・出前館専用帽子
どれも配達の際には必須となるものです。忘れないようにしましょう。
ちなみに配達バッグは、出前館が販売しているものを使う必要はありませんが、バッグだったらなんでもいいわけではありません。
「内容量35L~45Lの保温バッグ」これが条件になります。
他のフードデリバリーサービスで稼働している人は、その保温バッグを使用することもできますが、ロゴは隠してください。例えばウーバーイーツのバッグは背面と側面にそれぞれロゴがあります。色付きのテープなどで、隠すようにしましょう。
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